障がいがあってもなくてもみんなで学ぶ「みんなの学校」

2018年4月30日 23時27分 | カテゴリー: 人権・多様性, 子ども・教育, 活動報告

みんなは一人ひとり、一人ひとりは自分ってこと

映画「みんなの学校」上映会のチラシ

4月21日、映画「みんなの学校」を見に行きました。1月に会派で視察した大阪市住吉区にある大空小学校が舞台。ずっと見たいと思っていましたが、国分寺で障がい者団体主催の上映会があり、ようやく見ることができました。
映画の冒頭、校長の「この学校は一人ひとりがつくる、一人ひとりってのは自分ってことやで」という言葉が心を打つ。発達障がいや知的障がい、障がいのある子もない子も一緒に同じクラスで学ぶことを大空小学校では実践しているのです。
もちろん、ほったらかしにはしません。クラスには必ず担任以外の教員も入り、地域の人たちが登下校や放課後など日常にも関わって子どもたちを見守っている。そして、先生たちがチームを組んで一人ひとりの子どものためにどう動くか、徹底的に話し合い時には厳しく反省し、また「どうするか」を考えていく…。

個を大事にする、って真剣でないとできない

だから、甘い、ほわっとしているだけの世界観ではない。例えば、「もう暴力はやめます」、と誓う子どもの言葉を心の底から誉めた後で、その子が職員室から出た後に、
「明日はどうかなー。でもいまのこの一瞬は本当なんだよね、一瞬一瞬は本物の点、この点をどう線にしていくかなんだね」。ほんわかしているわけじゃないけどあたたかい。それは、大人が子どもたちのために真剣になっているからこそ、伝わってくるものです。

視察はアシスタントティーチャーとして、名札をつけてはいる。先生を真似て、実際に目の前で手が止まっていた男の子に算数を教えたら、わかってくれた様子。

視察した際は、アシスタントティーチャーとして訪れた4人はバラバラに教室に入り、校内を回りました。私語はけっこうあるし決して教室が静かなわけでもないのに全体に落ち着いている、というのがそれぞれの一致した感想でした。このときは1時間半ほどの時間で理由を分析することもできないと思いましたが、映画を見てわかりました。それは「個」が大事にされている、ということでした。
この小学校から中学校は特別支援学校に行く子もいるようですが、小学生の子ども時代をこんなふうに過ごすことはその後の人生に力をくれることでしょう。

大空小学校前で

小平でも特別支援教室が順次各校に設置されインクルーションに向けて一歩ずつ進んでいます。大阪と東京の違いはあれど、「その子を大事に」の教育としてめざしたい姿でした。