SOGIってなあに? どんな自分かを決めるのは自分

2016年11月22日 23時48分 | カテゴリー: 子育て支援・女性・男女平等参画, 活動報告

SOGIとは、Sexual Orientation Gender Identity=性的指向・性自認。同性愛やトランスジェンダーなど性的指向や性自認による差別をなくそうということで使われる言葉です。これまで、性的少数者を表す言葉としてLGBTが使われてきました。一定の定着をみているので、この言葉が浸透したことの意味はあると思います。では、なぜSOGIなのか?DSC01620①

性の問題はアイデンティティの問題
11月18日、「姓の多様性はあたりまえ~LGBTからSOGIへ~」に参加しました。東京・生活者ネットワーク多摩南エリア(ちなみに小平は多摩北エリア)の都政フォーラムとして開催されたものです。NPO法人共生社会をつくるセクシャルマイノリティ支援全国ネットワーク代表の原ミナ汰さんが、とてもわかりやすく解説してくれました。
DSC01619①

同性愛やトランスジェンダーなど性的指向や性自認における少数派の人たちを表すのがLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの略)という言葉。それに対して、「人」を指すのでなく「特性」として捉えることで差別をなくしていこうというのがSOGIという略語の発想です。
LGBTの人たちの差別をなくそうというのでは、かえって性的少数者探しやレッテル貼りにつながる。LGBTかどうかを決めるのは自分自身、その人のアイデンティティの問題だと原さんは言います。大事なのはSOGIに関わる差別をなくすこと、というのは多様性を認める共生社会のありようを示していて、気持ちにすとんと落ちました。
実際に、議会でもなぜLGBTの人にだけ特別にするのか、LGBTにあたる人はどういう人でこのケースはどうだとカテゴライズするような質問が出たことがあって、アイデンティティのあり方は多様であるという理念がないと、こういう発想が起こるのだと痛感します。

大阪府淀川区の施策を報告する山本狛江市議

大阪府淀川区の施策を報告する山本狛江市議

集会では狛江の山本あき子市議から大阪府淀川区の視察報告もありました。淀川区は小平の生活者ネットでも2014年に視察しましたが、施策が続きバージョンアップしていることがわかりました。

2014年の視察報告はこちら⇒ 

差別発言を許してはいけない
 アメリカの大統領選でもそうだったように、差別発言が「本音を言っている」とウケる雰囲気が広がっており、日本もすでにその傾向が一部ではあります。同性愛者差別や人種差別、女性蔑視の言葉が軽んじられるのは怖いことです。特に政治でそれがまかり通り、差別観を持つ人が権力を持つことの恐ろしさを心すべきと思います。差別は理念の問題でなく人の命に係わること。

東京都の状況を報告する小松久子都議

東京都の状況を報告する小松久子都議

性的少数者の自殺率は一般に比べてはるかに高いそうです。そしてナチス時代にはユダヤ人や障がい者とともに同性愛者も虐殺された、という原さんのお話から、言葉に表れる差別観を許してはならないと強く感じました。カミングアウトしたタレントさんたちがテレビ画面で明るくふるまえる社会を大事にしていくためにも、見えないところで深く考えなければいけないのだと思います。