お年寄りも子どもも、みんなでまじって暮らす「また明日」

2016年1月27日 08時40分 | カテゴリー: 介護・福祉・医療, 活動報告

室内の撮影はNGだったため、建物の看板の前で。左から日向、森田さん、平野ひろみ。

 1月20日、小金井市にあるNPO法人「地域の寄り合い所 また明日」を訪問しました。デイサービスと小規模保育、そして誰でもウエルカムの寄り合い所として地域にひらかれた場所です。
 お年寄りと子どもが分かれてそれぞれの施設で過ごすのではなく、入り混じって過ごす。そこに学校の終わった近所の小学生が遊びにきたり、障がいのある子もまじっていたり、近所の大人たちも立ち寄ったりと、まさにノーマライゼーションそのもの。小平・生活者ネットワークの2015政策の柱「まじって暮らす」のコンセプトのお手本のような場でした。 

ちびっこのお昼寝の脇でじいじとばあばが…
 おじゃました時はちょうど子どもたちはお昼寝の時間。私たちの話す脇のお布団の上でぐっすりとよく寝ていました。午前中に充分に外遊びをして、眠りが深いとのことでした。何人かは眠らずに部屋の中をぷらぷらと遊んでいましたが、おばあちゃんおじいちゃんのところでかまってもらっていたり、保育士さんたちにも見守られ、よく見ると水曜日の早帰りで学校が終わった小学生の女の子が小さな子の相手をしている……。
 ここのデイは認知症の方ばかりなのですが、全然そんなふうには思えません。ゆりかごに寝ている赤ちゃんを見つめるおじいちゃんも、なんだかいきいきしている。おばあちゃんたちもつかまり立ちでそばに寄ってきた赤ちゃんの相手をしていて、その光景はどこかの田舎の大きな家の居間のようです。

子どもにも認知症のお年寄りも出番と居場所がある
 NPOを運営する森田さんご夫婦はそれぞれの保育と介護の専門性を活かし、地域の場づくりを実践してきました。10年以上前、議員になる前にもお目にかかったことがありますが、変わらずしなやかに活動を続けています。
 子どもにも認知症のお年寄りにも力があり出番がある。よく遊びに来る小学生は寝っ転がって宿題をしながら赤ちゃんに添い寝してあやすツワモノもいるとか。おばあちゃんも、小さな子を寝かしつけながら自分もお昼寝、なんてこともあるそうです。
 アパートの一階の数部屋をぶち抜いて改装した室内はおうちの雰囲気そのもの。森田さんも「もう一つの実家」と思ってもらえるように、と話していました。と言っても、きちんと目配りも利いており、介護や保育に関して森田さんが自ら「普段着の専門性」と呼んでいる質の高さも垣間見えました。
 子ども食堂の場所としても使われているとのことで、まさに「地域の寄り合い所」としていろんな人が出入りする場所です。
 デイサービスと小規模保育所(一部は認可外)の制度を活用した、いわば複合施設。立派な箱モノがなくても、こんなにすてきな人間らしい生活の空間を創り上げることができます。空き家や空き部屋を活用して、小平にもこんな場所ができるとすてきです。