緑の雑木林を信頼構築の場にしたかった!

2015年11月3日 22時10分 | カテゴリー: はたらく, 市民自治・参加・情報公開, 活動報告, 環境・まちづくり・行政, 議会・議会改革

2015年1月、道路予定地であり策をする旨の表示が。柵を巡らせずこのような看板だけで表示する方法もあるように思うが…

  今年2月、中央公園の雑木林に突然はりめぐらされた柵。都市計画道路の予定地であることを示すものですが、せめて工事が始まるまでの間はそのままにしておけないものだろうか……そんな素朴な思いで動いてきましたが、小平市だけでなく市議会もその思いにNOの結論を出しました。

2月、柵が張られた。

 

 

 

 

 

 

この柵ないとだめ? 素朴な疑問は行政にも議会にも届かず
 小平都市計画道路3・2・8号線は、2014年7月に国土交通省の事業認可がおり粛々と手続きが進んでいます。今年に入り、中央公園の道路予定地である雑木林を所有する大日本蚕糸会が東京都に土地を売却し、計画地以外の雑木林は小平市に寄付されました。
 2月、雑木林内に張り巡らされた鉄パイプ。立ち入り禁止の文字がなんともむなしく映りました。感傷的になっているわけでなく、これまで多くの市民が散歩をしたり、イベントに使われたりと生活や文化活動、子どもたちの遊び場などとして使われていたものを、工事が始まるわけでないのに使えなくするのは、公有地としても無駄ではないか…? それが私の最初の気持ちでした。
 その後、市民の方たちが東京都建設局から直接「市が東京都から借り受けて管理すれば、これまで通り使える可能性もある」という話をきいたということもあり、市議会の各会派に呼びかけて市長あてに要望書を提出するなどしてきました。

 たしかに、東京都の公有財産管理規定にのっとって目的外使用の手続きを踏み、小平市が借りることができます。しかし、市の姿勢はかたくなでした。

9月の雑木林の様子。思いは届かず、柵はそのまま。

 都市計画道路3・2・8号線は見直しをするか否かの住民投票の対象計画にもなりました。反対運動をしている人もいます。しかし、雑木林の柵を外して、可能な期間を使えるようにすることとは、また別のことです。市議会の会派としては、生活者ネット、共産党、虹とひかり(当時)、フォーラム小平の4会派で市長との交渉にもあたりましたが、結果は変わりませんでした。
 そこで、改選を経て市民がとった行動が請願でした。6月議会の最終日に請願「小平市立中央公園横の樹林地全体を市民が利用できるようにすることについて」が提出され、閉会中の8月の環境建設委員会で審査。私は今期、環境建設委員になっていましたので、審査に臨みました。このときは、継続審査となり、続く9月議会の委員会を経て、9月30日の本会議最終日で残念なことに不採択となってしまいました。賛成は生活者ネットワーク、共産党、緑の党。

 市は意志ある市民との関係性をつくっていく気があるのか?
 9月議会の委員会審査時に、市が雑木林を借りることができないとする理由にあげてきたなかのひとつに「事業認可取り消しの裁判に影響するから」ということがありました。これは、それ以前の審査時や交渉時にはなく、この委員会のときに初めて出てきたものです。私はこの理由は、司法の中立性を軽視するものあり、行政が出してくる理由としては驚きです。
 市民の考えは多様です。昔とは違い、開発問題にさまざまな声が出てくるのは当然のことです。課題がある場合こそ、行政は反対・賛成と2分するだけでない複層的な捉え方で、市民との信頼を築くべきです。議会もまた然りで、私はこの間ずっとそういう思いで道路問題に関わってきました。
 東京都から予定地を借りる期限は自ずと自治体間の契約で決まってきます。その中で、市と市民が共に雑木林を守りながら関係性を築いていけるのではないかと期待していただけに、議会も市と同じ結論を出したことが残念で残念でなりません。