政策8‐9 こんな時代だからこそ、子どもの権利を守ろう!

2015年4月8日 23時08分 | カテゴリー: 人権・多様性, 子ども・教育, 活動報告

 統一地方選に向けた政策を、これまでの活動や小平の現状と併せて紹介しています。全ての政策はこちら⇒
 国連の子どもの権利条約を日本が批准してから去年で20周年。物質的には豊かになったと言われる日本ですが、いじめや虐待、子どもの貧困など子どもがのびやかに育つことを大人社会が守りきれていない現実があります。
 私が生活者ネットワークと関わった最初の縁は「子どもの権利」の問題でした。生活者ネットが3間(さんま)と呼んだ仲間・空間・時間という子どもの育ちに欠かせない3つの要素を大人社会が奪っていないか――当事者である子どもたちへの聞き取りや公園調査などから考えていることにとても共感を覚えたのです。
 小平・生活者ネットワークも創設以来、子どもの権利にこだわった視点でぶれずに子ども施策の提案を続けています。子どもの権利を「甘やかし」「わがままを助長する」と誤った見解を持つ人もいますが、子どもの権利とは本来あたりまえに保障されていなければならない環境のことです。私はこんな時代だからこそ、子どもの権利を守る視点で施策が必要だと考えます。 

まじって暮らす共生のまち ◇子どもは社会が育てる
●子どもオンブスパーソン制度をつくり子どもの権利擁護をすすめる 
 

札幌市の子どもの権利救済機関「子どもアシストセンター」前にて

今年に入ってから起きた川崎市の中学1年生の男の子の殺人事件は本当に痛ましい事件でした。加害者も未成年ということで、いじめの延長で命が失われることは、この事件だけでなく社会の問題として考える必要があると思います。
 国ではいじめ防止対策推進法を成立させ、東京都でも法律に基づいて条例を策定しました。小平では条例化せず方針として取り組み策を示していますが、大人が何をするかということが中心で、子どもたちにどう向き合いアプローチしていくかの具体策に欠けている気がしてなりません。

親にも先生にも言えないSOSを受け止める場所を
 子どもオンブスパーソン制度は、子どもの人権擁護・救済のための公的第三者機関で、市が設置しますが教育委員会からは独立しています。児童心理や法律などの専門家が委員となり、カウンセラーが相談員として配置され、親や学校とは別のルートで子どもたちが直接相談できます。必要に応じて、学校に対しても調査できる権限を持ち、虐待などの場合は児童相談所など専門機関との連携で家庭へのアプローチもできます。
 大事なのは、加害者を罰するという切り口ではなく、苦しい思いをしている子どものSOSを受けとめ、具体的に問題解決する「調整役」だということです。1998年に川西市が全国で初めて導入しましたが、相談員に若い人材を配置し子どもたちが相談しやすくするなど工夫をしています。子どもたちが、親にも学校の先生にも言えないことが多いのは当たり前です。特に思春期のときはそうです。
 友達に相談することも大事ですが、子どもの間だけで解決しないときにどんな社会資源があり、どうつながるか――それを知っておくことも大事な「生きる力」です。大人にできることは社会資源を用意することと、「一緒に考えてくれる人がいるよ」というメッセージを子どもたちの周りに満ち溢れさせること。
 「一緒に考えてくれる」場所の一つとして子どもオンブズパーソンを小平にも! と提案し続けていきます。 

●プレイパークやボール遊びのできる公園を子ども参加でつくる

きつねっぱら公園のプレイパーク

 市制50周年の子ども議会のとき「ボールで遊べる場所がほしい」という声がありました。私が子どもの頃は校庭や公園以外でも、家の前や空き地などボールや鬼ごっこをする場所はいくらでもありました。いまは、思い切り大声を出して好きな遊びをする場所が、小平でもなかなかないというのが現実です。
 楽しいときに子どもたちがはしゃいで声を出すのはあたりまえのことです。周辺住民の方たちの理解を得ながら、子どもたちと一緒にルールを考え、ボール遊びができる公園づくりを、「まじって暮らす」という視点からも提案していきます。
 プレイパークは、小平・生活者ネットワークが20年以上前から提案し続けてきたことで、2012年に小川町1丁目の区画整理地内に「きつねっぱら公園」として用意されました。区画整理組合から寄付されたことに深く感謝しつつ、課題はこれからどうするかということです。
 プレイパークは木登りや穴掘り、縄ブランコ、たき火などなど、いろんな遊びをプレイリーダーといっしょに楽しく自由に子どもたち自身が創り上げる場所です。現在は市内のNPO法人が自主運営を行っていますが、市は場所の提供のみで運営費などは出していません。生活者ネットとしてはプレイリーダーの人件費など運営についても支援すべきと考えています。
 外遊びは子どもにとってとても重要です。身体の成長にとってはもちろん、友達と遊びを組み立て、時にはケンカをしたり仲直りしたりしながら、人格形成していく「空間」を保障するためにも、これからも遊び場にはこだわっていきます。