子ども・子育て新制度に関する条例を審査しました

2014年10月3日 09時51分 | カテゴリー: 子育て支援・女性・男女平等参画, 活動報告, 議会・議会改革

  9月29日、小平市議会9月定例会が終了しました。今議会は所属する厚生委員会の議案が10本と集中しました(議案はこちら⇒)。中でも、来年の4月から施行予定の子ども・子育て新制度に関する条例3本は、いずれの委員からも熱心な質問が集中しました。
 小平でも待機児問題は深刻です。私は仕事をしながら子育てをしてきたので、保育のことは強い関心があります。問題を解決するには単に預け先の数を確保するだけでなく、子どもたちの健やかな育ちを保障する質を整えることが大事だと感じています。新たな制度をつくる条例には、思い入れをもって審査に臨みました。

子育て支援は保育所の数だけの問題ではない
 子ども・子育て新制度は保育園や幼稚園など施設の違いを超えて、すべての子どもたちの育ちを支援するという理念のもとつくられた制度です。その理念は歓迎されるものであり、また地域で決める裁量も制度上は大きくなっているなどいい面もあると捉えていますが、新制度の開始にあたり課題もあります。まずは、国の準備が大幅に遅れていること。それでいて4月開始予定の変更がないため、現場である自治体に大きなしわ寄せが来ています。
 また、この新制度の財源には消費税増税分が充てられることになっていますが、充分な運営資金が確実に自治体に回るよう公定価格が設定されるかもチェックしていく必要があります。
 子ども・子育て新制度については、子育て中の保護者も公募委員として入っている審議会で支援事業計画が策定中です。この計画を預け先の数の充足だけでなく給食の質は保たれているか、遊びの場所や時間が充分にあるか、保護者とのコミュニケーションが密にとれるようになっているか、など「子どもをともに育てる」視点でつくりあげていくことがとても重要です。子どもにとって保育所や保育ママ、幼稚園は「親の代わり」でなく、「親と一緒に」子どもを育てる場であると思います。
 実際、私は実家も遠く親戚も近くにいない中、保育園や学童クラブの先生、ほかにもNPOの子育て支援、もちろんご近所やおともだちも含めて、地域に助けられ、いっしょに子育てしてもらった、という実感があります。

課題をチェックしながら、子どもたちの育ちを地域で支えていきます
 今回の保育園・幼稚園・保育ママほか、新規制度である小規模保育に関する条例2本と、学童クラブに関する条例は賛否が分かれましたが、委員会審査での論点は反対した会派も私たち生活者ネットワークを含め賛成した会派も以下のようなポイントでほぼ同じものでした。このことを市は重く受け止めるべきです。

子ども・子育て新制度と放課後児童健全育成事業について指摘された課題点

*財源についての国の責任
*準備期間が短いため、利用者や事業者へていねいな説明が必要なこと
*保育ママについては給食提供と連携施設確保のため、市が支援すること
*学童クラブは対象が全学年となるため障がい傾向児も含めていくこと
*学童クラブ室の面積要件を満たすよう市は努力すべきこと など。
 今後は保育料等についての条例提出が予定されています。子どもたちのため、そして子育て世代のため、目を光らせていきます。 

■討論(賛成理由と課題指摘・要望)はこちら
小平市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例/小平市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例(議案第35号・36号 ※討論対照は36号のみ)→
小平市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例(議案第38号)→