小平市議会基本条例が成立~話し合い提案する議会へ

2014年4月1日 20時09分 | カテゴリー: 活動報告, 議会・議会改革

昨年11月に実施した議会基本条例についての市民と議会の意見交換会(鈴木公民館会場)

●議会基本条例が全会一致で提出・可決
 3月定例議会の最終日26日に小平市議会基本条例が全会派からの議員提出議案で提案、全会一致で可決成立、28日に公布・施行されました。議会基本条例は、市議会の役割と機能を再確認し、市民にひらかれたわかりやすい議会をつくり、市長部局への監視機能を高め提案をしていくことで、さらなる市民生活の向上をめざすことが制定の目的です。
 自治・分権の時代にあって市議会の役割はますます重要になるはずであるにもかかわらず、市民からは役割や何をしているのかがわかりにくい、という現状があります。これを議会が単独でなく市民とともに変えていくことが、民主主義を実質的に変えていくことの一助になるはずです。
 生活者ネットワークとしてもかねてから提案し、策定に関わってきた議会基本条例の成立には、感慨ひとしおの思いです。

●5年をかけての話し合い
 小平市議会では2009(平成21)年1月の議会のあり方研究会の設置から数えると足掛け5年、時間をかけて話し合い議会全体の合意にこぎつけました。私は2010(平成22)年12月定例議会で設置された議会改革調査特別委員会から委員に所属、その後2011(平成23)年5月設置の第2期議会改革調査特別委員会、2013年(平成25)年設置の議会改革推進特別委員会とまる3年間、議会改革についての議論に関わってきました。委員会の回数は、議会改革調査特別委員会第1期が13回、第2期が19回、議会改革推進特別委員会が現在までで10回。その間に委員それぞれが調査発表を行い、委員会の間には作業部会を開いて条文の作成や広報広聴の仕方などで、話し合いや実務作業を重ねてきました。それぞれの委員や会派の本音トークもあり、印象に残るシーンも数々あります。

●合意と実践を繰り返し実質的な改革を推進
 もちろん、議会改革は条例をつくることだけが目的ではありません。小平市議会では、実質的に変えていくために、この間、以下のような実践も行ってきました。
①議会報告会「市民と議会の意見交換会」の実施
②一般質問での一問一答制の開始
③インターネット録画中継の開始 
④議長・副議長の選挙を最大会派から自動的に出すのではなく、所信表明を行い実質的な立候補制にする
⑤請願の審査で委員会で請願者が趣旨説明と委員との質疑応答を行う
 ②と③は市民からの請願によるものですし、基本条例策定のための4回・4会場での意見交換会とパブリックコメントでは156件という多くのご意見をいただきました。その意味では、議会と市民がともにつくりあげてきた議会改革であると言えると思っています。多摩26市では6番目の議会基本条例ですが、出来上がった順番や条文だけでなく時間をかけた話し合いのプロセスの意義を、これからの実践で市民のみなさんに示していければと思っています。 

※小平市議会基本条例へのパブリックコメント等の実施結果はこちらからご覧になれます