9月議会終了――二つの請願が不採択

2013年9月29日 09時42分 | カテゴリー: 活動報告, 環境・まちづくり・行政, 議会・議会改革

玉川上水に咲いた曼珠沙華

 あの猛暑はどこへやら、一気に秋の気配が押し寄せました。秋晴れの空は気持ちがよいですが、なぜか心が晴れない毎日です。
 26日には、小平市議会9月定例会の最終日でした。国の地方税制改正に伴う市民税条例や国民健康保険条例の改正のほか、精算による国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険事業・下水道事業会計の補正予算などの議案の採決が行われました。図書館については条例改正を行い、国分寺市との相互乗り入れが可能になりました。小平市民も国分寺市の図書館が利用可能になります。
 特筆すべきこととして、今議会から市民による請願の審査時に請願者が公式に趣旨説明できるようになりました。市民が議会に直接要望できる制度として陳情と請願がありますが、請願には紹介議員が必要で、これまでは筆頭紹介議員(紹介議員の中の代表者)が請願者に代わって趣旨説明を行い質問を受けていました。私もこれまで何回か筆頭紹介議員を引き受けてきましたが、自分や会派の主張ではなくあくまでも市民の代弁者として中立的な立場で請願者の思いや考えを正しく伝えられるように努めてきました。もちろん、そのためにはまず請願者と同じ考えであることは必要ですが、「代弁者」であることは代わりません。直接請願者の言葉で話ができるようになったのは、議会への市民参加として大きな一歩です。
 今回は、「小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票の開票と開票結果の公表について」と「3市共同資源化施設等に関し市民参加の施設検討委員会を設置することについて」の2つの請願で請願者による趣旨説明がありました。いずれも長く運動に関わる請願者で、考え方が整理されており議員の質問にも落ち着いて整然と答えていたのが印象的でした。
 さて、住民投票の開票を求める請願は、成立要件と開票についての議論のしなおしではなく、その後の市民の声の高まりを新たな課題として受け止め議会として検討できないかを問いかけましたが、「決まったことの尊重」の論調が強かったのは残念です。住民投票への反対までを持ち出してくることは、この請願の願意とは違うのではないかとも思いましたが、結果は賛成5人(生活者ネットワーク3、虹とひかり)で不採択でした。住民投票の開票を求める請願の討論はこちら⇒

 三市共同資源化施設の請願については、市民参加と住民合意は当然のことでありその主旨には迷いなく賛成なのですが、質疑の中でごみ処理や資源化のあり方という根本から話し合ってほしいということが請願者や筆頭紹介議員の言葉にありました。焼却施設の建て替えまでの時間的制約の課題もあり、最終的には拡大生産責任による発生抑制を目標にしていくものの今の時点では安全性を最優先とした資源化という理念まで、変更するのは賛成できません。
 生活者ネットワークとしてはやむなく請願に反対しましたが、審査でも各会派市民参加は必要と述べており、継続審査により議会の合意形成をと提案しましたが採決となりました。最終日の討論でも市民参加の必要性はいずれの会派も主張しており、「不採択」という結果のみが残るようなプロセスは重ね重ね残念です。この件は情報公開や合意形成の経緯に確かに問題があり、周辺住民の声には真摯に耳を傾ける姿勢があると同時に、自分たちのごみをどうしていくかというこれからの問題として具体的に動き始める必要があります。批判だけでなくいまこれからをどうするか、そのためにも市民参加の場の設置は待ったなし!の状況であることは間違いないと考えています。
三市資源化共同施設に関する請願の討論はこちら⇒