住民投票を終えて考えること

2013年5月28日 23時39分 | カテゴリー: 活動報告, 環境・まちづくり・行政

市役所前で投票の呼びかけをする「小平市の都市計画道路に市民の意思を反映する会」のメンバー

 26日、東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票が実施されました。結果はみなさんご存知のとおり投票率35.17%、成立要件の50%に満たず、たいへん残念ことに開票されないことになりました。
 しかし、この結果は果して本当に開票に値しないものでしょうか。51,010人の人が自らの意志で投票所に赴き意思表示をしたことの意義は非常に大きいと考えます。今回の住民投票では、道路建設そのもののあり方やこれまでの合意形成の方法の問題点のほか、民意とは何か、という民主主義の本質的な問題が目の前に突きつけられました。市民の力によって、小平の民主主義は確実に力をつけたと感じます。
 ある新聞に、地元都議の一人が住民投票の結果を受けて「『予定通り計画を進めてほしい』という住民の声が多かったということだ。』としていますが、それはあまりに都合のよい解釈でしょう。「黙っていることが“是”となる」という状況はいまの日本の現実ではありますが、行政や議会がそのように受け止めてしまうことは市民主権の根幹を揺るがすことです。今回、投票に行かなかった人たちの理由はそれぞれでしょう。そのそれぞれの考え方が見えてきて初めて、住民は対話のスタートにつくことができ、住民合意にむけて動き出せるのではないでしょうか。
 もちろん、その確認方法としてたいせつなのは計画段階での情報公開と対話です。これがうまくいっていなかったからこそ、住民投票に至ったのだと私は捉えています。行政も議会も声をひろうしくみづくりの更新と努力を日々続けるべきです。
 

5/25 日向みさ子住民投票のお知らせの遊説

それから、まちなかでは今回の住民投票によって自分の考えを人に話したり、仲間や家族と話し合ったり、よくわからない・迷っているという場合も含めてたくさんの声が聞こえました。この語り合いこそが第一歩です。私自身も、審査や投票運動を通してたくさんのことを考え、語り、学びました。
 小平・生活者ネットワークとしてもこれから、民意とは何か、民主主義における市民参加の意義、議会の役割など、市民のみなさんと考え語り合う場をつくっていきたいと考えています。