熊本の外郭団体経営改革などを視察

2012年11月11日 23時47分 | カテゴリー: 活動報告, 環境・まちづくり・行政

熊本市役所では行財政改革の話を聴く。隣は総務委員会の佐藤議員。

 10月24~26日までの3日間、常任委員会での視察がありました。私の所属する総務委員会では福岡市=PPPプラットホーム事業、佐賀県=自治体クラウド実証実験、熊本市=行財政改革の3テーマで九州に行きました。
 全国どこの都市でも高度経済成長期につくった公共施設の老朽化の時期を迎え、耐震などメンテナンスや建替えは大きな課題です。経済状況の変化による財政的課題だけでなく、超高齢化も含めた社会状況の変化の中でハード整備をどうするかは資金調達の面だけでなく、活用・運用というソフトの発想転換も併せて取り組んでいく必要があります。 福岡のPFIを含めた官民連携への取り組みは、小平も抱えている同様の課題のための学びとなりました。佐賀の自治体クラウドの取り組みは小平に置き換えて考えると多摩近隣市との広域連携の中で生かしていけるのではないかという感想を持ちました。興味深かったのは熊本県の行財政改革の中の外郭団体経営改革計画です。行財政改革はいまや小平市も含めどこの自治体でも行っています。行政の事業が見えやすく市民も身近にいる地方議会では、市の事業のチェックはしやすい面がありますが外郭団体はなかなか事業の中身に踏み込んでいけない面があると感じています。
  熊本市では、国際交流振興事業団や美術文化振興財団、シルバー人材センター、社会福祉協議会など16団体の経営改革を、市と団体がともに検証し公益法人制度改革への対応や市の関与の見直しを行っていく計画を実施しています。各団体が経営改革シートを作成し,成果や課題、見直し・対応策について公開しています。こうした改革は単に財政縮小という一辺倒の発想だけでなく、より効果的に事業をなしえるための改善や、大きな意味では行政と民間の連携のあり方についての理念整理にもつながってくると思います。熊本市では自己評価による検証を行っていますが、市民や専門家による第三者評価、あるいは議会によるチェックができないだろうかと考えました。
 ほかにも今回の視察はいろいろと勉強になることがたくさんありました。もちろん、すぐそのまま制度を小平にもっていけばいいということではありませんが、今後の議会質問や政策提案に視察で学んだことを活かしていくつもりです。

PPP=パブリック・プライベート・パートナーシップ(Public Private Partnership)。国や地方自治体が提供してきた公共サービスに民間の資金やノウハウを取り入れること。

自治体クラウド=地方自治体の情報システムをデータセンターに移し、複数の市町村がシステムを共同で使うことができる環境。

くまもん名刺。ペンの下は白抜きローマ字で名前。裏は部署や氏名連絡先が横位置で入っている。きっちりケースに収まる名刺サイズ。

  余談ですが、熊本ではゆるキャラ日本一になった「くまもん」がどこにでもいました。写真は視察に対応してくれたある市役所職員の方の名刺。くまもんは県のキャラクターですが活用しているとのこと。ほかの職員の方はみんな普通の四角い名刺ですが、くまもん名刺は大人気でした。