子どもがいても働き続けるを、スタンダードに

2012年5月28日 18時46分 | カテゴリー: はたらく, 子育て支援・女性・男女平等参画

 5月25日に公表された「子ども・子育て白書」2012年度版で、夫婦で子育てをしている20〜49歳の女性の86%が「子育て中も働きたい」と考えていることがわかりました。
政府の調査結果を見るまでもなく、小平市内での数年前から「子どもがいても働きたい」と話す女性は多く、環境整備を訴え続けてきました。一般質問では、この5年間で2007年6月議会、2009年6月議会、2010年12月議会、2011年9月議会、ほかにも予算や決算の特別委員会や所属する常任委員会で関連する議案に絡めて働く女性や子ども、男女平等参画の視点で発言してきました。
働きたい女性の増加は、景気低迷で共働き志向が強まっているからという分析があり、私もそう思いますが、同時に女性の意識の変化も大きいのではないかと思います。つまり、男性の所得が下がってきたときに「お父さん何とかして」とおまかせにするのでも、「稼いで持ってきてもらった中でやりくりするのが腕の見せ所」と受け身になるのでもなく、「自分も働いて一緒にやっていこう」と思うがいまどきの女性ということです。
私自身働き続けてきた立場として、そんな女性たちを応援したいと思いますし、子どもたちのためにも安心して預けられる先があるというのは何よりもの前提条件です。だからこそ、施設面だけでなく子どもの生活リズムや食事、保育士さんの子どもに向き合う姿勢への配慮が行き届いている質の高い保育所を増やすことが必要だと思っています。
しかし、今年度の小平市の認可保育園の待機児は去年を上回る179人という大きな数字になってしまいました。これは担当部署だけでなく、市政として大きな課題です。若い世代を応援するまちでなければ未来への活力は生まれません。女性が働き続けることを一過性のものと考えず、スタンダートとする意識変革がなければそうしたまちづくりはできません。
今年度は新しい認可保育園ができましたが(写真:上=今年4月に開園した上水本町にじいろ保育園の保育室、下左=見学日のおやつと食器。3月28日撮影)、それでも待機児が増えたということで数年前から保育所の整備を発言してきた身としては非常に残念な気持ちです。市は何としても迅速な対応で待機児解消に努めるべきです。
また、もうひとつの課題は、家事育児の分担の問題です。子育て世代の男性は労働時間が長く、協力したくてもできないという実情は変わっていません。そして、ひとり親家庭へのサポートもまだまだ不足しています。高度経済成長時代の家族モデルと現実の違いを認め、積極的な施策を展開することが必要であり、今後も粘り強く実施を求めていきます。