議長が議会改革推進を明言

2011年5月24日 09時07分 | カテゴリー: 議会・議会改革

民主的でひらかれた議会を

 5月23日、改選後の新しい顔ぶれによる臨時会が開催され、議会人事などが決定しました。議長については、小平市議会始まって初めての試みとして議長選挙の前に所信表明が行われ、政和会の佐野郁夫議員が登壇して表明を行いました。
 佐野氏は、民主的で市民にひらかれた議会にするため努力しなければならないこと、社会は常に変化をしており、議会もそれに応じた変化が必要と考えている。議会改革は全国的な流れであり小平でも改革を推し進める責務がある、という決意をはっきりと述べました。
 さらに、議長としてやっていくこととして3つを挙げています。

①議長としての役割に徹すること=28人の議員の代表としての姿勢を客観的に明確化していくこと
②議会の円滑な運営を行うこと=必ずしもスピーディーということだけではなく時間をかけても納得のいく議論をしていくこと
③議会のめざすべき方向の決定
 ●議会基本条例について=単につくることを目的とせず時間をかけて充分に調査する
 ●具体的な議会改革の内容=議会運営委員会と議会改革調査特別委員会で検討していく
 ●今回より議長が座長になった幹事長会議の位置付けの明確化
 ●議会の透明性・公開性への一定の方向付け
 ●討議の活性化・質を高める改革=市長提出議案の審査だけでなく、政策的議論ができる議会へ
 ●議員全員での情報共有化に努めること
 ●議会費の削減や議長交際費の見直し

 
 このような改革には議員の理解や市当局の力も必要であることも述べ、最後に会派を超えて二元代表制の一翼を担う議会としての姿勢を示しました。
生活者ネットワークの基本的な議会改革の考え方に合致することから、私は佐野氏に投票しました。結果は佐野氏26票、白票2票で佐野氏が議長に就任、就任後の挨拶として「議会改革の推進に積極的に努めていく」と述べました。
 小平市議会の議長はこれまで最大会派(現在は政和会=自民党系)から選出され、今回もその基本は変わりませんでした。何度か話し合いを重ね、その申し合わせをはずし立候補制にして選挙をすべきという意見も出ましたが、最終的にはその結論に至りませんでした。生活者ネットとしても立候補制はめざすべき方向ではあると考えますが、議長になるということは質問もできず通常の議員活動とは別の役割を担うことから、合意形成に時間をかけ最もよい形を選択すべきとも思います。幹事長会議では、議長選出のあり方も議会改革のなかで議論していくという話も出たようです。今回のやり方はゴールには届いていませんが、一歩前進には変わりありません。ゴールに着いていないからといって全否定する必要もないと思います。
 いずれにしても、議長選出の前の所信表明を行ったこと、議長が議会改革推進を明確に述べたことは画期的な出来事です。表明は非公式で議事録やインターネット録画中継には載りませんが、公開にはなり多くの傍聴者も聴いてました 。
 もちろん、議会改革は議長だけで行うのではなく議員一人ひとりの問題であり、私も議会改革調査特別委員会の委員として努力していきたいと思っていますが、議長の決意には大きく期待したいところです。