【政策33〜36】子どもの「いま」を大切にする

2011年4月16日 07時29分 | カテゴリー: 人権・多様性, 子ども・教育

 被災地での子どもたちのがんばりが報道されています。たしかに、子どもが健気にがんばる姿は私たちに希望を感じさせてくれますが、悲しいときには泣き、うれしいときには笑う、時には理不尽な大人の押し付けに怒ったり、そんな感情を日々表しながら子どもは育っていくものと思います。つらさや悲しみを受け止めてあげられる大人社会をつくりたい。子育てをする1人の親としては不充分なことばかりで偉そうなことは言えませんが、そんなふうに心から思っています。
 小平・生活者ネットワークの統一地方選政策では、その瞬間瞬間にしか得られない子どもたちの大切な時間を奪わない地域づくりをめざします。

【政策33】子どもオンブズパーソンを創設する
 小平では子どもの心理的な悩みだけでなく、課題解決のために家庭そのものをサポートし関係機関と連携できるスクール・ソーシャルワーカーの導入を提案し、一部の学校で実現しています。それと同時に学校とも市行政からも独立した第3者的な立場で子どもの声を聞く子どもオンブズパーソンの創設を求めます。
 たとえば学校で起きたいじめなどの問題では、子どもは日々学校に通うために学校との関係性もうまく維持していかなければなりません。問題をあいまいにするという意味ではなく、対立関係をうまく回避しながら子どもを中心に排除でなく信頼関係の中に子どもの日常を築いていけるように相談・調整・指導をする専門家を配置します。

【政策34】親の休息・相談体制を充実し子どもの虐待を防止する
 現在、小平では子ども家庭支援センターで相談員配置を行い、虐待の相談や通告などに対応しています。相談件数は年々増加していますが、子育てにまじめすぎるがゆえに悩みが生じてしまう場合もあり、単に親を責めるだけでは虐待は解決しません。保育園の一時保育や子どもひろば事業の拡充など、親だけが子育てを抱えるのではなく、地域で親子を見守り親をサポートするしくみが重要です。
 NPO法人による子育て支援の活用も含め、親に寄り添い一緒に子育てをするという姿勢を行政がもつことをさらに推し進めます。

【政策35】子どもが自由に遊べる広場や公園を増やす
 子どもの体力低下、小平は東京都の平均以下と文科省がとったデータで騒ぐけど、子どもが走り回れる場所を奪ったのは誰? 子どもの体力は学校の体育の時間でなく遊びの中で培われます。なのに、キャッチボールができない公園や思いっきり走って鬼ごっこができる広い場所(空き地も含めて)は減り、あげくの果てに「公園の子どもの声がうるさい」という苦情まで……それで「いまの子はゲームばっかりしていて体力がない」なんて、じゃあ親はどうすればよいのでしょう。
 私たちは思い切り遊びこめるプレーパークの提案をし、小川町一丁目の区画整理地内に実現が予定されています。さらに既存の公園を見直し、巡回型でのプレーパーク開催など子どもが自分で遊びをつくっていけるような場に変えていくことをめざします。

【政策36】一人ひとりのニーズにあった支援で、障がい児とともに学べる学校に変える
 特別支援教育が始まり、障がいの種別や程度に関わらず地域の中で一緒に学べるようになったはずですが、普通教室での学びはまだまだ保障されていません。この間、特別支援学級の増設は進みましたが、サポートをつけて普通学級で障がいのない子とともに学ぶのがインクルーション(統合教育)です。
 肢体不自由児の介助員はこの4月から週3日に増えましたが、めざすべきは毎日の介助です。また、発達障がいの子どもたちへのサポート体制を充実させ、授業の仕方も工夫をしながら、社会に出てからの自立につながるようなコミュニケーションの力を地域の子どもたちとともに学ぶ中で付けていくことを提案します。講師や授業はユニバーサルデザインの授業として学校現場で研究も進んでいます。
 インクルーションの実現のためには学校だけでなく医療や福祉、子育て支援の行政との連携が必要です。発達支援センターの設置はハード面というより、幼児期から就学期、そして卒後に渡って関係機関をつなぎ本人に寄り添うコーディネート機能の面で必須です。学校は大人になっても地域のなかで顔見知りが「○○ちゃん」と気軽に声をかけられるような関係性をつくるためにセンター機能の設置もあわせて提案します。