議会初、委員会が議場を飛び出て市民との直接対話

2010年11月22日 09時37分 | カテゴリー: 活動報告

 11月20日土曜日午後2時から、議会改革調査特別委員会が市役所7階の委員会室ではなく、中央公民館で開かれました。「議会改革に関する報告&市民のみなさんとの意見交換会」と題したこの集まりに、ホール100人定員の席が7〜8割は埋まっていたでしょうか、たくさんの方が来てくださいました。
 会はまず、これまで8回にわたって行われてきた議会改革に関する調査事項について担当した委員からそれぞれ4〜5分で簡単に報告をし(近隣視察の回を除く)、その後約1時間半かけて市民のみなさんからの質問に委員が答えるという方式で進められました。
 8回の調査内容は、①地方自治法改正と地方分権、②議会制度の現状と議会のあり方、③議会の権能強化、④開かれた議会、⑤近隣市の視察(多摩市議会)、⑥議員の役割・機能と職務、⑦政策提案と調査機能の充実、⑧議会活動と質問のあり方で、私は7月13日に開かれた議会を担当していたので、その報告をしました。(報告中の日向:写真中央)
 開かれた議会とは、まず市民からわかる見える議会にするということ。国の議院内閣制と異なり首長と議員の両方を選挙で選ぶ二元代表制が機能しているかを市民がチェックしようにも現状では議会が何をしているかよくわからない、という声があります。小平市議会では市民からの請願を受ける形で12月議会から本会議のインターネット録画中継が始まりますが、これも議会をわかりやすくすることの一環です。そして、議会への市民参加や直接対話の場ということでは、この日行われた意見交換会がまさにその実践の第1日目であり、その場に居合わせていることの嬉しさと責任に緊張を覚えました。ほかにも請願や陳情で市民が直接説明できる場などまだ課題はありますが、議員は市民から付託され議会で代表者として発言しているのだからその責務を果たせばよいという意見もあり、議会への市民参加については委員会の中でも議論を深めていく必要があります。
 会場からはたくさんのご意見と質問をいただきました。なかには議会についての非常に厳しい声もあり、議員それぞれそして議会全体として身を引き締めていかなければならないと感じます。なかでも財政難の折、議員定数についてのご意見が何人かの方から出されました。議員定数については委員会として減らす、減らさないという結論はまだ出ていないことを前提に、それぞれの委員から議員報酬との絡み、議員の仕事の範囲を明確化することの必要性や議会や議員としてより厳しくしていくことへの覚悟を決めなければならない、声なき声を拾うことも必要、減らしたほうがよいとは考えているが論拠が不明瞭だと首長の力だけが強まってしまうことにもなりかねない……などなど率直な返事が出されました。
 私は、財政が厳しいのは確かでコストの視点は大切だが、いっぽうで市民の多様性を反映できる議会であることも大切。民主主義のコストについて、「市民のための議会」を念頭に考えていくべきという主旨で発言しました。いずれにしても、議員定数と議員報酬については、タブー化せずしっかりと議論をしていく必要があると考えています。
 いま、このような議会報告会や意見交換会が各地で行われ始めています。どうしても当初は、市政への不満や要望ばかりが出がちであるということを聞いていましたが(もちろんそれは議会に無関係ではありませんが)、今回の意見交換会では「議会改革」の趣旨に沿って意見や質問が積み重ねられ、とても充実したものとなりました。議員定数削減についての意見も財政という課題への対策としての提案であり、ほかにも「市民の中にいるそれぞれの分野での専門家を生かしてほしい」「議員同士の政策議論を深めてほしい」といった前向き提案もあり、小平はいま未来を考える建設的な機運に満ちていると感じました。