子どもたちにいま必要なもの

2010年9月30日 07時29分 | カテゴリー: 子ども・教育, 活動報告

 今日は「あすなろの家」が「NPO法人 サポートクラブあすなろ」として再出発する設立報告会に出席しました。報告会には議長をはじめ7人の市議会議員が参加していました。あすなろの家は障がいのあるお子さんを持つ父母の会が、25年前に学校の放課後を過ごす場としてつくった居場所です。設立当初は福祉会館の地下談話室で集まったそうですが、いまは小川西町の障害者福祉センターの近くにあります。
 市内にあるいくつかの障がい児の親御さんたちのグループの活動を見ていると、子どもを思う切実な思いに裏打ちされた情熱とともに、子どもたちに必要なものを行政に要望しつつ自らも動き、形にしていくための筋道を立てて実現していくという、保護者としての社会性とはこう持つべきものなのだな、というお手本を見る気がします。
 心の内には深い苦しみや、体の疲れもあることは想像に難くありませんが、障がい児(者)施策の面だけでなく学びたいものが数多くあります。
 報告会では知的障がい児の放課後の居場所である「ゆうやけ子どもクラブ」の村岡さんの講演もありました。子どもの発見と実践の創造について、体験談を交えてのユーモアあふれるお話はとても感動的でした。指導員である村岡さんに「バカ、ハゲ」と書いた手紙を渡してくるのは「かまってもらいたいんだな」というメッセージである、と理解するのは「子どもの発見」。その子を追いかけてつかまえてコチョコチョくすぐりまくるのは「実践の創造」——1対1の密接すぎる関係のなかではほめ言葉もけなし言葉のどちらにも過敏になり子どもはイライラすることがある。そんな状態になった子のためにほかの子も入れた遊びを考え実践する中で、子どもは落ち着いていく。
 既成の文化を大人が教えることも時には必要だけれど、遊びこむなかでこれまでにないものが生まれる……日々子どもたちと共に過ごす人だからこそ言える言葉です。これは障がいがあってもなくても同じ、ただ障がいのある子のほうがよりストレートにそれを体現するのかもしれません。だとしたら、子どもにとって必要なものは障がいのある子からこそ見出すべきでは? くすぐりあいっこで息ができなくなりそうなくらい笑ったり、関係性のなかで自分の表現を変えてみるなんてことは遊びだからこそ楽しいし、そこで感じたり学んだことが体に染みついて自分のものになっていくのでしょう。
 今日の午前中はいろいろといい話が聞けてなんだかトクした気分でした。