記録映画「葦牙あしかび〜こどもが拓く未来」

2010年6月17日 09時02分 | カテゴリー: 人権・多様性, 子ども・教育, 活動報告

6月議会の経過報告と

 8日から6月議会が始まり、一般質問が終わり今週は付託された案件が各委員会で審査されています。また、今議会では現在暫定予算となっている国民健康保険特別会計が再提出され、14日に特別委員会が開かれ賛成多数となりました。総務委員会では今回7本の議案、厚生委員会では学童クラブに関する条例改正が審査されます。この審査は学童クラブの運営に指定管理制度を導入するという子どもたちの放課後に関わるたいせつなものです。生活者ネットワークは社会福祉法人やNPO法人を含めた民間の力を地域で活かすという意味で、制度自体には反対ではありませんが、今回の導入にあたっては保護者の不安や子どもたちの生活の質を保つためにクリアしなければならない課題はあると考えています。そこをしっかりと今日の委員会で見極めていきたいと思っています。
 このことを含めて議会報告は追って詳しくお伝えします。

 さて、子どもということで去る4日にルネこだいら中ホールで記録映画「葦牙あしかび〜子どもが拓く未来」の上映会がありました。この映画は岩手県盛岡市にあるみちのくみどり学園という児童養護施設に暮らす子どもたちに焦点をあてたドキュメンタリー映画で、登場する子どもたちは親からの虐待を受けた子どもたちです。(もちろん、児童養護施設に入る子どもがすべて被虐待児ということではありません。)
 みどり学園では毎年、自分のことを書いた作文を発表する弁論大会が開かれていますが、施設の先生が一人ひとりのこどもたちに寄り添って作文を書き上げていく様子、当日地域や子どもたちの保護者(実際に登場したのはあるきょうだいの祖父母)を招いての大会の様子、実際に読み上げられた作文、等のシーンをつないで、自分を見つめるというしんどい作業に大人が伴走して完成していくプロセスが描かれています。ほかにもいくつかのエピソードを積み上げながら淡々と進んでいく内容に、ドキュメンタリーならではの強いメッセージが伝わってきました。
 子どもを精神的肉体的に傷つけたことへの責任はとらなけれならないとは思いますが、虐待は親を責めても解決するものではありません。「葦牙」とは、若い葦の芽を言うそうです。生きようとする強い力が子どもたちの姿に重なります。
 会場には監督の小池征人さんとプロデューサーの武重邦夫さんも駆けつけ、児童養護施設の施設長を招いてのトークも行われました。(写真下の左、下右の写真は小池監督【右】とカメラマンの一之瀬さん)。
 この映画は自主上映を条件に撮影をしたとのこと。ビデオやDVDの発売はしません。近日中に都内での上映予定はないようですが、企画したいという声は聞こえてきますのでそのうち上映会がどこかで行われるかもしれません。「葦牙」制作委員会のHPはこちら