高齢者施策も若者施策も市民と行政の連携で

2010年1月22日 01時38分 | カテゴリー: 活動報告

 新たな年が動き出し、今月1月は6日から8日までと18日は朝駅頭(一橋学園・小川・小平・東大和市各駅)、9日には花小金井駅前での消防出初め式、10日はルネこだいらでの女性の集い30周年記念講演会(東京学芸大教授・山田昌弘さん)と祝賀会、11日には同じくルネこだいらで成人式、19日には議会報編集委員会などがありました。ほかに、刷り上がったばかりの生活者ネットワークの12月議会報告と活動のニュース配布、3月議会の質問に向けての話し合い、女性団体の会合出席、学習会などあっという間に3週間が過ぎました。
 この間、会派視察として12日から14日まで岡山市と尾道市に赴き、学校図書館と多文化共生(岡山市)、デートDV防止と性教育の取り組み(岡山県)、介護・福祉と医療の連携(尾道市、公立みつぎ総合病院・保健福祉総合施設、尾道市医師会)を訪れて行政・医師、NPOなど市民活動団体の方から直接お話を聞きました(写真下・左=保健福祉総合施設内の介護老人保健施設、写真下・右=岡山県庁で)。地域特性の違いもありますが、小平でも応用できそうだったり参考になる部分が数多くありました。今後の議会での提案や小平・生活者ネットワークの政策に活かしていきたいと思います。
 尾道市医師会では在宅医療のあり方として、入院していた病院の医師とかかりつけ医療・介護にかかわるケアマネなどと家族・本人が一堂に会して退院後の生活について話し合う“尾道方式”を提唱・実践している片山医師のお話を聞きました。単に病気を治すだけでなくその人がどう生活していけるかを考えることが医療であるという考え方はこれからの時代、日本のどの地域でも必要なものです。日本が迎えている急激な超高齢化は世界に例を見ないものであり、海外の人が日本の人口動態のデータを見ると誰しもが非常に驚くのだという言葉が印象的でした。
 いっぽうで若者はというと、過剰な情報にさらされるなか大切なことを教えられず自己肯定感を持てずにいます。岡山県でのデートDV防止や性教育は、このような現状を知る弁護士や産婦人科医、デートDV防止や被害者支援に取り組むNPO、CAPなど民間の力が行政と連携し、男女平等と人権教育の事業として進められています。このような連携の動きはいまの東京都には非常に足りないものです。

 視察後、認知症サポーター100万人キャラバンのサポーター養成講座を受講する機会がありました。いまや85歳以上の高齢者の4人に一人は認知症であり、70種類もの病気が原因となる脳機能の障がいによる一連の症状ということを考えると、この問題も当事者や家族あるいは地域の一員として誰しもが自らのこととして体験する可能性の大きいものです。小平においても認知症に関わる問題は非常に身近に感じます。
 このキャラバンではすでに100万人のサポーター養成は達成したとのことでしたが、認知症について医学的な説明から入り、症状についてもなぜそのような行動をとるのか、本人の不安についてなどわかりやすいテキストを使用し、現場を知る講師(このときは地域包括支援センターの専門職の方)の説得力のある話でした。受講者にはオレンジバンドが配布されました(写真上・テキストも)。
 毎日の生活に関わる課題が山積しているいま、新しい制度構築が急務です。なのに国政はいまだに「政治とカネ」のこと。地域の声は届いているのでしょうか。