市民自治と地域活動をテーマに交流

2009年10月27日 09時24分 | カテゴリー: 市民自治・参加・情報公開, 活動報告

 10月23日に「地方自治推進と地域社会づくり」という公開討論会があり韓国を訪れました。私は、生活の自治から始まった生活者ネットワークの活動についての報告者として参加し、議員になる前からの小平ネットでの活動など自らの体験も交えて話をしました(写真上)。韓国側からは、分権・自治が市民の政治参加でなく中央の流れが地方政治に影響する形で進んでいること、女性の政治参画が進まないことなどが問題提起され、日本と同様の課題があることがわかりました。
 ほかに日本の側から地域での市民活動の報告が二つと地方議会へ市民が議員として参加する仕組みづくりの話、韓国の女性市議の話もありました。会の最後に、日本で民主党が躍進するなかで地域政党としての展望はという質問がなされました。1年生議員である私には大きな問いでしたが、大きな変革の流れの中で制度が作り変えられるいま、一人ひとりの生活の違いを政治に反映していくことが大切で、いまこそ生活者の視点で活動してきた積み重ねを地域の中で生かしていくときだ思うと答えました。このことは私自身がこれからの小平の活動の中で噛み締めていきたいことで、宿題にもなりました。
 さて、今回の韓国訪問ではいま日本で大きな話題になっているダム問題にも出会いました。現政権は国内の大きな4つの河川に3年間でダム建設を進めていく計画だそうです。
そのうちのひとつ八堂(パルタン)という地を訪れました。ここは川の合流地点で水の豊かな土地で30年も前から有機農業に取り組み、政府による有機農業促進地域にも指定されています。洪水もない豊かな土地です(写真下左)。水を流すビニールハウスで1年中有機野菜が採れソウルで消費される有機野菜の70%を栽培しています。この川にダムを作るたけでなく、畑をつぶして自転車道を作る計画もあるそうです。
 世論調査では6〜7割がダム建設には賛成しておらず、美しい景観を見に多くの観光客も訪れていました(写真下右)。現地では署名活動はおろかプラカードの掲示さえも警察に止められできないとのこと。もう来月から測量が始まってしまうというのです。3年という短い時間で開発が進み生態系や景観が崩れ、有機農業という食の安全さえ奪われかねない事態を目の前にどうすることもできない、生産者や消費者運動をする市民の気持ちを想像すると胸が痛みます。これはまさに57年前の八ツ場ダム予定地と同じではないでしょうか。ただ、八ツ場予定地では大きな反対運動もあったと聞いています。
 市民の声に耳を傾けながら政策を作ることは民主主義そのものです。今回の旅は歳費による公務でも政務調査費を使った調査活動でもなく、生活者ネットの議員としての参加でしたが、小平でのこれからの活動にも大きな力を得た気がします。
 帰ってきた翌日は小学校給食のことで保護者と懇談、今日は東大和市駅前で議会と決算の報告の駅頭、その後事務所で栄養士経験のある方から話を聞き、午後は住居表示整備審議会、明日からは生活文教委員会の視察で国体運営、太陽光パネル設置、小学校給食の事例を見に九州に行きます。
 民主主義の体現のためには体力も必要(?)です。