変化を期待して

2009年9月6日 23時45分 | カテゴリー: 活動報告, 雑感

 明日7日から9月定例議会が始まります。初日には、閉会中の厚生委員会で審査された女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書が、委員会からの総意として提案され即決されます。
 この意見書は、市民自治こだいら、共産党、そして生活者ネットワークそれぞれの議員1名ずつが提出者となって6月議会に提案しました。議案は厚生委員会に付託され、6月18日と8月26日の2回にわたって継続審査され、私が提出者代表として各委員の質問を受け、質疑の内容を受けて修正した文章を再提案し、提出の方向に話がまとまったものです。(手続き上は当初の意見書を撤回、委員会より全会派一致として提案されるものが採択の予定)
 女性差別撤廃条約は、女性の人権を保障するために1979年の第34回国連総会で採択され、日本は、1980年に署名、国籍法の改正と男女雇用機会均等法制定という法整備を経て、1985年に批准をしています。選択議定書は、条約をより実効性のあるものにするために、個人通報制度と調査制度という2つの制度を盛り込んでつくられたものですが、こちらは日本はまだ批准していません。
 委員会審査では、当初提出した意見書にある男女格差指数について、130か国中98位という順位が実感として受け入れがたいという意見が出て、日本の女性がおかれている地位の現状認識に人によって大きなズレがあることを、あらためて痛感しました。
 8月29日には、武蔵嵐山にある国立女性教育会館で開かれた「男女共同参画のための研究と実践の交流推進フォーラム」で、全国フェミニスト議員連盟主催のワークショップ「学習会—女性差別撤廃条約選択議定書の批准に向けて—『地方議会から国を動かそう!』」で報告者の一人として、委員会審査の経緯を話しました(写真)。委員会への付託や本会議での質疑なしに多数決で賛否を決める議会が多い中、委員それぞれのホンネが出された小平市議会の報告に関心を寄せてくださる方がたくさんいました。このフォーラムは毎年行われ、この日も全国から多くの行政職員や女性団体、議員が集まっていました。参加した学習会も席が足りなくなるほどの盛況ぶりで男女平等実現への熱気が感じられました。
 さて、そのフォーラムの翌日の8月30日、総選挙により政権交代が現実となりました。民主党は、政党としての男女共同参画政策の中で、この女性差別撤廃条約選択議定書の締結に取り組むことを揚げています。
 署名から10年、女性差別撤廃員会からの勧告に「検討中」と繰り返しながら選択議定書批准を決断しなかった自公政権。この件を含むさまざまな今後の変化に大きく期待します。

提出される予定の意見書