働くこと育てること、そして今 

2008年9月29日 23時22分 | カテゴリー: 子育て支援・女性・男女平等参画

落合由利子さんの写真展

 9月13日、中央公民館で開催中だった写真展「働くこと育てること、そして今」のスライドトークに参加しました。写真家落合由利子さんがベルリンの壁崩壊前後に過ごしたルーマニアでの写真、結婚・出産・離婚を経るあいだに写した子育てしながら働く女性たちの生活、何度も通って撮った戦争体験を超えて今を生きる絹ばあちゃん……写真と同時に発せられる落合さんの言葉は静かに胸に届きました。
 「いいことも悪いことも含めて生活」、数回出てきた落合さんの言葉です。文章に書くとあたりまえの言葉ですが、落合さんの写真は、私たちが生きていく中での矛盾や葛藤、その都度その都度は必ずしも正しいものとは限らない選択……そんなひとつひとつをあたたかく、しかし鋭く包み込んでメッセージとして発信していました。
 議会の仕事をするようになって1年半、議員としての発言や提案は矛盾がないように注意し、行政への指摘は矛盾点を客観的に証明するよう心がけています。それに対して、矛盾を矛盾のまま表現できるのが芸術です。ここのところ忙しくて余裕がない毎日ですが、人のやさしさや悲しみや怒りに敏感でいたいから、仕事の合間に時間を見つけて映画や写真、絵画、それに文学に触れることから遠ざからないようにしたいと思いました。
(※落合さんは写真集を数点出版しています。掲載した写真は「働くこと育てること」草土文化・2001年)