3月議会の一般質問①

2008年4月1日 23時31分 | カテゴリー: 議会・議会改革

交通安全対策は弱者優位の発想で

 昨年道路交通法が改正され、飲酒運転に関わる罰則の強化、自転車の通行についてなどいくつかの変更があり、順次施行されています。交通安全は、規範の遵守はもちろん、道路整備による対策も重要で、どちらも欠くことのできない前提条件です。そして、そこで忘れてはならないのは、より弱い立場にあるものを守るという発想です。つまり、歩行者、自転車、自動車という順に安全確保をするということです。しかし、実際には時間の節約を含めた経済効率最優先の社会において車中心で交通政策が進められてきた印象は拭えません。
 
2007年の道路交通法改正や現在行われている「交通の教則」の見直しに伴い、歩行者と自転車に対する交通安全対策の方針に変化はあるか。
【答弁】道交法の主旨を尊重し、子どもや高齢者、車いす利用者、また自転車利用者の安全性を向上するこれまでの方針を堅持し、住民要望に沿った対策を進める。
⇒道交法の改正で、車道が危険と認められる場合は自転車が歩道を通行してもよくなりました。最近自転車が加害者になる事故が増え、歩道者を守るためマナーとルールの徹底が求められます。しかし、自転車が危険というイメージになってしまえば生活に定着し、環境負荷も少ない乗り物としてのメリットも奪われてしまいます。安全で快適に乗るという発想で、子ども、若者、高齢者と世代を通して、また女性・男性いずれにも冊子や教室でマナーを学ぶ機会をつくってほしいと要望しました。

たとえば、たかの街道のように従前から危険が指摘されている道路について、弱者優位の視点に立った抜本的な具体策を考えているか。
【答弁】歩道を安全に歩行できるよう電柱などの支障物の除去や移設、段差の解消、拡幅に努める。
⇒たかの街道は近隣住民なら誰もが危険と認知している道路です。市も道路拡幅に向けて努力はしていますが、地権者との関係もあり一朝一夕に進むものではありません。自転車は歩道を走れない以上、歩行者を守り自転車自身も安全を確保するには、やはり自動車が配慮するしかありません。道交法には追い越しのとき自動車は歩行者および自転車との距離を十分に開け徐行しなければならないと明記されています。たかの街道では守っていない運転手も多く、弱者優位の発想からすれば自動車のルール遵守も強化すべきと考えます。一小どおり入り口の信号無視も指摘しました。
 また、自動車が歩行者、自転車に譲るという意味で、これまで何度も議会でいわれてきたことのようですが、あらためて一方通行化、難しければせめてバスのみの一方通行化あるいは小型化を提案しました。

交通安全対策について、地域住民の声を聞き市民とともに解決方法を話し合うような場はしくみとして用意されているか。
【答弁】小平市交通安全対策協議会で、自転車部会、学校部会、高齢者部会を設けて対策を話し合っている。児童・生徒への対策としては小・中学校保護者を交え通学路の安全点検を行っている。
⇒答弁のように直接交通安全対策を考える場のほかに、都市計画マスタープラン改正のときに開かれたまちづくり懇談会のような場でも、交通危険地域についての話題が必ず出ています。たとえば、たかの街道や二中通りのような狭い道路の場合、たとえ迂回路を確保できたとしても一方通行化には住民の合意が必要です。こうした難しい課題を行政主導ではなく住民自治の中で解決していくこともこれからは考えうるのではないかと提案しました。