他の自治体議員と議会改革をテーマに交流

2007年8月20日 08時36分 | カテゴリー: 議会・議会改革

 6月の議会を終えてから1ヵ月半経ちました。明日から各委員会が、そして9月3日からは9月議会が始まります。この間、生活者ネットワークや他の団体が主催する学習会や講座などに参加しました。主な内容を挙げると、議会改革フォーラム、認知症疑似体験講座、自治体財政学習会、政策作りワークショップ、都市計画(まちづくり)についての学集会……などなどです。
 その中で、今回は7月29日に参加した「市民と議員の条例づくり交流会議2007」が行った「秋まで待てない! 議会改革」についてご報告します。
 これは、参院選投票日延期に伴って9月に順延された「いま動き出す 自治体議会改革」のプレ企画として催されました。参加者は全国の自治体議員や市民運動・学識関係者など70数名。第一部は「変えなきゃ!いけない自治体議会の現状」をテーマに、「議会の常識は、市民社会の非常識?——新人議員が見た議会の実態」として、東京都内、愛知県、北海道の参加議員から問題提起がなされました、
 ……本当に大事な話は、会派間であらかじめ調整されているか、「暫時休憩」の間に話し合われ、市民からはわからない。新人でひとり会派である自分には事前の話し合いの経緯がまったく伝えられていなかった。議案に対する各会派や議員の賛否が市民に知らされていない。……さまざまな報告が出ました。
 「まったく同感!」と思うことがたくさんある一方、新人議員は最初の議会では一般質問を遠慮するのが慣例など、「ここまでひどいところもあるの?!」と愕然とするような話もありました。
 第二部は「議会改革の挑戦〜先行取り組み事例から実現への展望を語り合う」と題して、登別市の「議会フォーラム」、武蔵野市の議会インターネット中継について報告されました。
 他にも、サラリーマンでも議会参加できるようにと休日・夜間議会の開催の提案など、議会を開かれたものにするための活発な意見・情報交換がなされました。

 議会が変わるには、こうした実態を市民が知ることが大事です。政務調査費などお金の面では議員・議会のチェックの目が光ってきました。お金の面で清廉潔白であることはまず大前提ですが、コスト削減という視点だけでは政治はよくなりません。
 過半数を超えれば市民の賛同を得られたのだ、とする数の論理は民主主義の最優先原理ではなく、本来の民主主義は話し合うこと。それで決まらないときの手段として多数決があるという原点に、議会はいまこそ立ち戻るべきだと、あらためて思いました。話し合いの中で少数者の声も反映されていくし、そのために議会にはいろいろな議員がいるはずです。国政では、「数をとってるから何でも通る」とばかりに強行採決を繰り返した与党が、参院選で国民の審判を受けました。
 そして、会派についてですが、市民の視点に立てば、ときには会派を超えて協調し課題解決に取り組まなければならないこともあります。政党や会派が頑なに自己主張をしたり、自分たちの手柄にこだわったりすれば、住民の利益が損なわれます。
 ネットの二人の先輩からは、自分たちの政策に主張を持ちながらも、市民の立場に立って議会の中で協調していく姿勢を学んでいます(もちろん、市民の視点に立って譲れないことは譲れませんが)。他の自治体の議員ともこうした集まりで交流し、刺激を受けながら、明日からまた動き出す議会に気を引き締めて取り組んでいきます。