認定こども園が始まります

2007年8月8日 15時44分 | カテゴリー: 子育て支援・女性・男女平等参画

 6月の一般質問で取り上げた認定こども園が9月から開設します。新しい認定こども園は、「小平花小金井こども園」という名前で、従来の幼稚園機能に新たに保育機能が加わった幼稚園型のこども園です。保育部分は「さくらんぼ保育園」という名称で0歳児3名、1歳児3名、2歳児4名を、3,4,5歳児の「小平花小金井幼稚園」をこども園分として各10名ずつ8月23日まで募集中です(8月5日市報に掲載)。
 ヒアリングや一般質問の答弁では、来年の4月開設に向けて準備しているというニュアンスだったので、早い開設にちょっと驚いています。
 気になるのは料金ですが、0、1、2歳児は基本が朝8時半から午後5時半まで利用で3万9800円。延長が1時間あたり780円。3歳児は2万8000円、4、5歳児は2万6000円で、延長は幼稚園のアットホーム事業と同額で月額1万円です。認定こども園の料金は、園ごとに決めてよいことになっていますが、認定をする東京都の認証保育所の金額を目安に、市とも協議しながら決めたとのことです。
 多摩地域では初めての認定こども園ですが、料金の点からは保育所の待機児解消策としてひとつハードルがあることは否めないでしょう。認証保育所も同様ですが、認可保育園のように所得階層別の料金ではないため、特に乳児のときは保育料の問題で入園をあきらめざるを得ない人が出てしまいます。
 こども園は親の就労状況に関わらず入園できますが、もし仕事のために入れたいとなると、仮に勤務先が新宿だったとして、花小金井駅から西武新宿まで電車で25分。ドアツードアでどんなに近くても40分はかかります。となるとお迎えを5時半までにするのは厳しく、延長料金を払うと5万円台から7万円超の保育料になります。
 乳児の保育料の問題は小平市だけで解決するのは難しい課題ですが、子育て支援の核心として考え続けていかなければならない問題です。

 いっぽうで、メリットを打ち出していける可能性も広がっています。小平花小金井こども園は1万㎡に近い広大な敷地をもっています。こども園認定のため園舎も改築しました。この環境の中で保育と教育を合わせてどう質の面で特徴を出し、子どもたちの育ちを担っていくか注目されています。こども園の必須事業である地域に向けての子育て支援をどう展開していくかも楽しみです。

 就労支援としては、本来なら、子どもが小さいときには育児時間をとるための時短や3年間までの育児休暇、復職など、「働き続けることができる」制度を充実していくべきだと私は考えています。パートやフリーランスやワーカーズなど多様な働き方を選択しても不利益がないように、年金制度や税制の見直しなども必要でしょう。
 国が本気で経済界を巻き込んで働き方の見直しをしなければ、これからも男性も女性も必死で働いて日本経済を支え続けるという構図は変わりません。
 しかし、この構図は一昼夜で変わるものではなく、その間にも私たちは日々生活し、働かなければなりません。そして、子どもはどんどん大きくなります。だから、いま地域の子育て支援がとてもたいせつだと思うのです。
 新しいこども園が開設したら、ぜひ見学に伺ってみたいと考えています。