初めての一般質問②

2007年6月19日 07時45分 | カテゴリー: 議会・議会改革

子育て支援・高齢者福祉のことを聞きました

 一般質問の二つ目は、高齢者福祉についてです。
●高齢者が地域で豊かに暮らすために

① 介護予防のメニューと関心を促すような工夫について
【質問】介護保険制度改正によって進められている、要支援・介護に認定されなかった方の介護予防は、具体的にどのような形で用意され、元気な高齢者の関心を促す工夫はどのようになされているか。健診から介護予防を受けるまでの実際の流れがわかりにくく、参加へつながっていないようだが、新しい展開はどうなっているか。

【答弁】流れとしては、基本健康診査を受けてもらい、予防サービス可の判定が出た方対象に運動・口腔・栄養の介護予防教室を行っている。市報や『あかるいまち』、パンフレットなどで広報のほか、基本健康診査のチェックリストを行ってみるなどの勧奨をしている。介護予防の後の受け皿をどう作るかが大切で、地域センターや公民館活動のリストを作りながら考えている。

⇒今回、介護予防教室のことを調べたり、高齢者ご自身・ケアマネの方などに話を聞きましたが、基本健康診査から介護予防教室を受けるまでの流れそのものがとてもわかりにくいと感じました。高齢者ご本人にとって、介護予防の目的は医療費や介護給付の節減が目的ではありません。日々の生活を自分らしく暮らしていくことこそが目的なので、趣味や地域活動のグループなどと連携したり、ほかの自治体でやっているように健診を市民にわかりやすくアピールしたり、もう少し楽しい感じにする工夫が必要だと述べました。
 さらに、予防教室受講後の生活も視野に入れると、地域包括支援センターの役割は大きいと指摘しました。

② 認知症への支援について
【質問】予防や早期発見を含めて、認知症に関する支援はどのようになっているか。また、徘徊のような認知症特有の症状を考えた、地域の連携を生かした対策はあるか。3番目の質問とも関連するが、認知症の方を抱えた家族支援は。

【答弁】防止効果が期待できる予防教室のほか、講演会などを行っている。料理、旅行プラン作りなども取り入れている。家族向けには、徘徊高齢者家族支援サービスを実施している。

⇒認知症はご本人にとってもたいへんつらいのはもちろん、目を離せないご家族の方もたいへんです。生活者ネットワークの仲間が体験した実例を簡単に紹介して(岩本さんの話。ホームページをどうぞ)、介護に家族支援の視点をと要望しました。

③ 昼間独居など、介護が必要な高齢者を抱える家族への支援について
【質問】同居家族がいると身体介護は認められるが、生活援助はひとり暮らしでなければ利用できない。しかし、日中独居や老々介護、最近の例では小さな子どもを抱えながらの介護など、家族がいてもありようはそれぞれ違う。介護が必要な高齢者を抱える家族を支援するための施策はどうなっているか。
 昨年の介護保険制度見直しにより、二世帯住宅や同一敷地内の居住、同一マンション内に家族が住む場合は一人暮らしとみなされなくなるなど、家族頼みのケアに戻っている。こういう課題を解決するために地域包括支援センターの役割は大きいと思うが、地域包括支援センターがより広い視点に立った地域福祉の実現をしていくことは可能か。
 また、介護保険でカバーできない、家族がいるお年寄りへの生活援助サービスは事業者の独自サービスで補われていることが多いが、こういった事業者をサポートする具体策はあるか。

【答弁】介護保険では家族のある高齢者には生活援助はできないが、市としては一律に判断せず柔軟に対応している。家族介護教室などの事業も行っている。地域包括支援センターは今年度から増員をし、今後出張所も設ける。介護予防・人権擁護・相談機能・地域連携の4つの柱に力を入れていく。NPOなど事業者に対しては、事業者連絡会で情報提供を行うなど側面的援助のほか、経済的補助金を出しているところもある。

⇒これからの介護は、少子高齢社会でのトータルな施策が求められています。その意味で、地域包括支援センターは、高齢者福祉を軸にしながら地域での生活そのものを支援する、よろず相談所的な機能を果たすことが求められていると述べました。子育て支援も介護も、制度としては試行錯誤していく面があるかもしれないが、一人ひとりのくらしにとっては待ったのないことなので、できる限り当事者の声を聞いて施策を進めてほしいと要望しました。