選挙を振り返って

2007年5月9日 19時17分 | カテゴリー: 活動報告

遊説・街宣について
 4月15日から投票日前日の21日までの1週間が、小平市議会議員の選挙でした。これまでの私の生活では絶対に「ありえなかった」初めての活動をいくつか経験しました。
 まずひとつは、街宣カーに乗っての広報活動。選挙期間中は朝8時から夜8時まではマイクを使っての広報が認められています。生活者ネットワークでは学校や病院のそばを通るとき(保育園のそばはお昼寝時)は音を出さないようにするなど配慮していますが、街宣カーを使っての政策宣伝がベストの方法か、という疑問は正直私にもあります。
 しかし、選挙期間中は立候補者一人あたり2000枚の公選はがきしか、印刷媒体でのアピールは認められていません。地方議会はテレビやラジオなどのマス・メディアにはあまり取り上げられないので、不特定多数の方に肉声で政策を伝えるには街宣という選択はやはり捨てがたいものです。
 選挙前に限らず、私も半年くらい前から市内西部のたかの台、新小平、小川、一橋学園、東大和市駅を中心に朝の駅前で生活者ネットワークの活動報告を行ない、月に1度のペースで市内の遊説もしてきました。最初は恥ずかしくてたまりませんでした。人前、しかも忙しい出勤時や買い物中の道行く人たちに向かってマイクを持って話すなど、自分の人生では想定外も想定外、まさに「ありえない!」事態。
 できれば、印刷物だけやインターネットだけで政策や私の考えを伝えたいとも思いましたが、やはり自分の声で相手に考えを伝えるということは、人のコミュニケーションの基本です。文字で伝えることと声で伝えることは違う説得力をもつし、ニュースを読む時間がなかったり、パソコンを使わない人に対して、たとえ「偶然」聞いたにすぎなくても、通勤や買い物途中で政策や思いを伝え賛同していただくという機会も生じます。
 「いやだな〜」と思っていた遊説ですが、上手に話せたかどうかは別として、子育てや介護など人が育ち・生きるという営みを家庭の中で女性だけが担うのではなく社会全体・地域で担っていこう、という思いは選挙に向けてではなく私の中に根強く存在していたので、思いのほか言葉が湧いてきました。苦手だと思っていたことも、機会があればできる(というかやるしかない?!)ことを不惑の歳をとうに過ぎたいま知った思いです。
 選挙前には駅で私の話を聞いてくれた子育て中の若い働くお母さんから事務所に電話をいただいたり、選挙期間中のスーパーマーケット前でのポイント遊説では買い物帰りの足を止めてお店の前で最後まで話を聞いてくださった方から「なかで買い物している人たちにも聞いてほしい話だったわね」と励ましていただいたり、ネットの政策が社会に求められていることだと確認できる出来事もたくさんありました。このような相互のコミュニケーションが生まれてこそ地域の政治は生きるのだと思います。
 どんなことにもメリットとデメリットがあります。最近の風潮としてデメリットのみを挙げてバッシングするという傾向があるように思いますが、人によっては騒音になりかねないということ、1週間毎日自動車を使ってエネルギーを消費すること、経費がかかるなどのデメリットとともに、政策をしっかり伝えて選択してもらうという選挙本来の目的を果たせるというメリットの両方を計りながら、選挙も含めた議会のあり方についてこれからも考えていこうと思っています。