「パパ、イヤ!」と言われても……

2007年3月18日 23時43分 | カテゴリー: はたらく

 先日市内のとある施設(確か新しくできた小川2丁目児童館でした)に、ダンサーのパパイヤ鈴木さんを足元で赤ちゃんが見上げているチラシが置いてありました。発行元は厚生労働省・21世紀職業財団。コピーは「パパ、育児がイヤなんて、許されませんよ。 育児休業をとりましょう、お父さん。」というものでした。調べてみるとこのチラシはちょっと古くて2002年製作のようですが、厚生労働省では毎年10月を「仕事と家庭を考える月間」と称してシンポジウム開催などキャンペーンをしているようです。
 でも……
 好感度の高いタレントのパパイヤさんがいくらダジャレを使っても、「許されませんよ」はちょっとつらいですよね。気持ちはあっても日本の企業風土はまだまだ男性が育児休暇をとれる雰囲気ではありません。実際、父親の育児休業取得率は1%にも満たないのです。
 厚生労働省は同じ口で、ホワイトカラー・エグゼンプション制度と称して、労働時間の規制撤廃を提案したりしています。本当に「自分の裁量で仕事ができ」「残業代が不要な」労働条件になるのなら、ホワイトカラー・エグゼンプションも有効でしょう。
 先日アメリカ企業で働いていた人の話を聞きましたが、アメリカでは年度の最初に会社と個人が、セクションでの役割確認も含めて1年でどれだけ仕事をするかをあらかじめ決めて働くというスタイルだそうです。この雇用スタイルそのものから導入しなければ、労働時間制限の撤廃は日本では有効化しないでしょう。

 現状では、先進国の中で週50時間以上残業をする労働者の割合は先進国の中でダントツ日本がトップで、その中でも30代男性、つまり小さな子どものパパ世代は最も労働時間が長くなっています。(国民生活白書/労働力調査)
 これじゃ、パパは子育てと仕事に板ばさみ。「許されませんよ」というのなら、いっぽうで子育てや介護にゆったりと時間が取れる社会を実現していかなければなりません。
   ☆
 わが家はと言うと、父親の育児参加率はほぼ50%、場合によってはそれを上回っていると思われる育児パパです。でも、これは脱サラをしたからこそ可能だったのかもしれません。その代わり、社会保障の面ではリスクを背負っています。
 「ともに育てる」を実践しているわが家ですが、若い世代のためにもどんな働き方をしていても安心な暮らしができる社会制度になっていくことを望んでいます。