議会改革について(3)

2007年2月24日 23時55分 | カテゴリー: 議会・議会改革

議会をもっと市民の近くに!

 本議会のときなんだか違和感があったのは、質問する人が相手である市役所の職員や市長と同じ側を向いているからでした。つまり、自分の質問相手に背を向けて話しているのです。これは一問一答式(ひとつの質問にひとつずつ答える)の議会でない場合、普通のスタイルなようです。
こんなふうに議会では、私たちの感覚ではちょっと不思議なことがいっぱいあります。
 昨年の夏、私は生活者ネットワークの視察に同行し、全国的に注目されている三重県議会と四日市市議会の議会改革について学びました。
 四日市市議会、三重県議会ではいずれも質疑に一問一答式を採用、視察では対面演壇方式に改修した議場を見ることができました。議場だけでなく、実際の議会の様子まで見なければ「市民にとってわかりやすい」議会が実現しているかはわかりませんが、少なくとも「今はどの質問の答えだっけ?」と気にしながら傍聴する必要はなくなるでしょう。
 さらに、四日市市と三重県では議会と市民を直接つなぐ試みも積極的に行っています。三重県議会では、入場時の記名を廃止するなど、県民が議会を傍聴しやすいよう規則を見直しました。四日市市の「市議会モニター制度」は議会が市民の声を聞くために新しく設けられた制度です。
 市民と議員との交流が、特定の政党や個人の範囲に限られてしまうことで、「政治参加=支持政党を持つこと→ならば私には関係ない」という図式をつくり、それが政治の閉塞感を生み出していとすれば、このように議会の側から積極的に市民との接点を持つしくみを整えること、政治への無関心を食い止める原動力になるのかもしれません。
 「普通の市民を議会に」「多くの市民が議会参加するために議員は交代制で」という生活者ネットワークの代理人運動は、それ自体が議会改革です。次は、働く人でも傍聴にできる議会の日曜開催やインターネット放送など公開方法のバリエーションを広げることも含めて、議会と市民の接点を増やし、市民の目を意識した議会にするという議会改革を実現するべきだと感じます。