朝ごはんよりもテレビが問題

2007年2月4日 23時34分 | カテゴリー: 子ども・教育

 1月16日、ルネ小平で開催された「小平子どもの生活習慣確立プロジェクト講演会 早寝・早起き・朝ごはんが子どもを伸ばす【学力の新しいルール】」を聴きに行きました。
 さすが百ます計算で著名な陰山英男さん、金曜の夜にもかかわらず大ホールが満席になる盛況ぶりでした。
 講演はタイトルが表す本題にはすぐ入らず、氏がメンバーとなっている教育再生会議のことなど教育の現状についてデータを交え詳細に語るところから始まりました。学力低下の時期を個性尊重の教育の開始と重ねるなど、個人的には100%同感できない部分もありましたが、教員の過重労働など現場を知っている方ゆえの説得力あるお話が聞けました。
 さて、本題である子どもの生活習慣についてですが、タイトルにある「早寝・早起き」ができないいちばんの要因について陰山氏はなにをあげていると思いますか? 答えはテレビです。日本の子どもたちは諸外国の子どもたちに比べて、テレビを見ている時間がダントツに長いのだそうです。そして、これはマスコミはあまり取り上げないとのこと(それはそうですね、マスコミ=テレビですから)。
 睡眠時間や朝ごはんを学力テストの点数との関係で比較し、「早寝・早起き・朝ごはん」の大切さを説くやり方は正直言って違和感があります。陰山氏は夜型となった社会全体のあり方を指摘し、若い親世代を責めることはなかったのですが、「早寝・早起き・朝ごはん」は子どもにとってからだをつくる基本。そして、からだと心はつながっています(もちろん大きさや機能の優劣ではなく調子を整えるという意味で)。「早寝・早起き・朝ごはん」が子どもの育ちにとって必要なのでは当たり前のことではないでしょうか。
 陰山氏は、教育の問題は社会全体が本気で取り組んでいかなければならないこととおっしゃっており、たいへん共感を覚えました。さて、この講演会を開いた教育委員会は今後をどのようにつなげるのでしょうか。